Tリーグ・琉球アスティーダの上江洲光志選手が11月22日、名護・大宮中学校(名護市宮里7)卓球部の一日講師を務めた。
琉球アスティーダと同チームのスポンサー「日本健康倶楽部(くらぶ)沖縄支部」(沖縄市登川)が共同で開催した。同社が大宮中に健康診断で来校している縁から「生徒のために何かできないかと思い、生徒にプロの技を体感してもらおうと練習会を企画した」と同社渉外課の兼島一雄さん。
男子卓球部員12人が参加して1時間の練習会を行った。上江洲選手は「部活という限られた時間の中で効率良く上達するためには、なぜうまくいかなかったのか、なぜうまくいったのか。常に考えながら感覚をつかむことが大切」と話し、ラリーやフットワークを意識した練習を中心に指導した。部員一人一人のスイングや癖を細かく分析しアドバイスし、反復練習の重要性を伝えた。
上江洲選手の打球を部員が受けるデモンストレーションも行い、生徒が高速のドライブを打ち返すと会場からは拍手が沸き起こった。
練習会を終えると、琉球アスティーダから大宮中学校卓球部へウエアが進呈され、同部から上江洲選手へ大宮中オリジナルTシャツが贈られた。卓球部の津波理陽斗キャプテンは「上江洲選手に教えていただいた基礎練習の大切さやフットワークを意識して練習することに取り組みたい」と話した。
上江洲選手は「みんなの上達したいという意欲が非常に感じられたので、うまくなるための近道を伝えられるように分かりやすく指導することを心がけた。段階を踏んでレベルアップしていく練習法を身に付けて練習してもらえたら上達につながる」と話した。
自身については「アスティーダの仲間と沖縄の卓球界を引っ張ってきたが、これからも盛り上げていきたい。プレーヤーとしてホーム戦で勝つことが目標。チームを応援してもらえれば」と笑顔を見せた。