空手イベント「名護市少年少女・親子健康空手道セミナー」が12月3日、名護市饒平名の「屋我地ひるぎ学園」(名護市饒平名)で行われた。
主催は「名護市スポーツ協会スポーツ育成部」。同協会はこれまで、ハンドボールやテニス、スケートボードなどのスポーツの講習会やセミナーを開いてきた。空手のイベントを開くのは今回が3回目となる。
当日は、同校の児童とその保護者、地域住民らを中心に約180人が参加した。講師には、東京オリンピック金メダリストで今春、現役を引退した空手家の喜友名諒さんや「劉衛流龍鳳(りゅうえいりゅうりゅうほう)会」の佐久本嗣男会長ら25人が来場し、喜友名さんらの指導により参加者が空手の動きを使った健康体操や、空手の基礎動作「組手」「型」などの動きを体験したほか、金メダルを持参した喜友名選手と参加者が写真撮影するなどの交流も行われた。
同スポーツ協会理事長の岸本安史さんは「最近は子どものスポーツ離れが著しく、学校でもどんどん部活が減っている。こういったイベントで競技を楽しく体験してもらうことで、子どもたちのスポーツへの興味を引き出すきっかけになれば」と話す。「今後も各競技のトップアスリートを招いて、多種多様なスポーツを子どもたちが体験できるようにしていきたい」とも。