名護高校サッカー部が現在、沖縄県代表として初出場する「第102回全国高校サッカー選手権大会」へ向けて練習に励んでいる。
12月28日~1月8日の日程で行われる同大会。11月11日に行われた沖縄県予選大会決勝戦では那覇西高校(那覇市)と対戦し、PK戦でゴールキーパーの松瀬真之介主将がシュートを決め、同部創設以来初となる優勝を決めた。
松瀬主将はチームの様子について、「県大会優勝後は先生方や地域の方々からたくさんの祝福をいただいた。気を引き締め直した今は、対戦してきたチームの思いも背負い、このチームに所属する責任と自覚を一人一人が持ちながら練習に取り組んでいる」と話す。現在は、個人課題を中心に練習を重ねながら、同大会まで大阪府と宮崎県に遠征し実戦練習を行っているという。
同校の初戦は12月31日、駒沢陸上競技場(東京都世田谷区)で、2年連続6回目の出場となる秋田県代表のノースアジア大学明桜高校と対戦する。14時10分キックオフ。
比嘉洋介監督は「人としての成長を指導の軸にする中で、妥協せず勝つことにこだわってプレーしていきたい。全国の舞台ではその雰囲気に飲みこまれないよう普段通りにプレーできるよう調整していきたい。後悔のないよう戦いたい」と話す。
高瀬主将は「目標は高くベスト4。相手チームの動きを見ながら守備や攻撃を変えていく。強い思いを持って挑みたい」と意気込む。