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名護のヘリオス酒造「那覇空港ブルワリー」が1周年 空港内でビール醸造

「ヘリオス那覇空港ブルワリー」

「ヘリオス那覇空港ブルワリー」

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 「ヘリオス酒造」(名護市許田)が運営する「ヘリオス那覇空港ブルワリー」(TEL 090-8746-1996)が12月12日、オープン1周年を迎えた。

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 1996(平成8)年に「沖縄県初のクラフトビール製造を始めた」という同社が、新事業として那覇空港(那覇市鏡水)内国際線エリア4階に出店した同店。店内で醸造したビールを提供する。

 席数は、カウンター席6席、テーブル席26席。ビールの貯蔵タンクや醸造タンクを並べる醸造室はガラス張りで見学できるようにした。提供するのは同店専用に醸造しているビールで、沖縄産の食材を使った軽食も用意する。

 同社スタッフの松田あゆみさんは1年間を振り返り、「全国初の空港の中にあるブルワリーとしてオープンしたが、コロナ禍の影響で厳しい時期が長かった。9月ごろからは空港を利用する県内外の観光客にお越しいただいており、今は年末に向けて盛り返してきた」と話す。「当初は空港を利用しない那覇周辺地域の方の来店もあるかと予想していたが、観光がメインで『出発着最後の沖縄』として楽しんでいただいている」とも。

 ビールは、ホップの苦みとかんきつの風味が特徴の「インディアペールエール」、人気の「青い空と海」「ゴーヤードライ」、黒ビール「星空のポーター」など常時5~6種類(800円~)を用意する。冬季限定商品の「サンタビール」も今月末まで販売する。フードは、ソーセージや自家製のピクルス、生地から店内で手作りするピザなどを用意する。

 現在は、1カ月に850リットルを製造。同社のアンテナショップの役割として、名護の本社に併設する直売所「古酒蔵ショップ」との相互来店もあるという。

 松田さんは「当社は泡盛製造のイメージが強い方も多いと思うが、ビール醸造も手がけていることも改めて知ってもらえる場所になっている。今後は店の認知度を高める事業を展開していきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~20時。

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