デジタル技術の活用を通じた体感型イベント「TSUNAGU CITY 2024 in NAGO」が2月2日・3日、名護市民会館(名護市港2)で行われる。主催は名護市。
名護市がデジタル技術を活用し地域の課題解決に取り組む「スマートシティ名護モデル」の実現を目指す中で、「名護の未来を聞いて・見て・感じる体感型イベント」をテーマに開く同イベント。スマートシティーに関する講演やパネルディスカッション、体験型ブースなどを展開する。初開催した昨年は約1550人が参加した。
講演では、2023年WBCで侍ジャパンのヘッドコーチを務めた白井一幸さんや、NTTドコモの井伊基之社長、名護市内に開業する予定のテーマパーク「ジャングリア」を手がけるジャパンエンターテイメントの加藤健史社長、ラグビー元日本代表の大野均さんやサッカー元日本代表の太田宏介さんらが登壇。
「デジタル体感コンテンツエリア」では県内外から約20社が出展。プログラミング体験やドローン操縦、VR体験やAIとのトーク、「動くぬりえ水族館」など、親子で楽しめるデジタルコンテンツを展示し、デジタルコンテンツを用いた名護市の課題解決を考える。そのほか、フード・物販エリアには、市内の飲食店を中心に約20店舗が出店する。
3日には「ミュージックフェスティバル」として、かりゆし58、きいやま商店、HoRookiesによる音楽ライブを開く。
名護市役所商工・企業誘致課の仲宗根健斗さんは「本市では、中心市街地空洞化や観光消費の伸び悩み、地域間格差や少子高齢化、人材確保の必要性などさまざまな課題に直面しており、市民や企業などが連携をしていく必要がある。このイベントを通じて、デジタル技術を活用した地域課題の解決に取り組む『スマートシティ名護モデル』を市内外に幅広く知ってもらいたい」と話す。
同イベント運営事務局の天願佳名さんは「沖縄県内では名護市が唯一スマートシティーを目指している市町村。地元の方を中心に来場いただき、わくわくする名護市の未来を想像してもらえる2日間になれば」と話す。
開催時間は2日=10時~17時、3日=10時~20時。入場無料(事前の申し込みが必要)。