ギフトショップ「OKURIMUN(おくりむん)」(名護市大東2)がオープンして1カ月がたった。
沖縄の焼き物「やちむん」やギフト雑貨、アクセサリーを中心にそろえる同店。名護市出身で雑貨好きの嘉納美貴さんが「北部でも贈り物選びを楽しめる店があれば」と出店した。
店内は「居心地の良いおばあちゃんの家にいるようにゆっくり触れてほしい」という思いから、白を基調に木で作る棚や花ブロックで温かみを演出。店名は「贈り物」と「やちむん」をかけて付けた。
そろえるのは、沖縄県内のやちむん作家や市内の窯元で作られる「古我知焼」の器やカップを中心に、廃材から作られたインテリアグッズや、アクセサリー作品を手がける「toncati(トンカチ)」(那覇市松尾)の作品、「てるしのワークセンター」(南風原町)が制作する伝統工芸・紅型染めの作品など。
嘉納さんは「私が作家さんへのアプローチを行い、やちむん好きの妹が企画を担当し一緒に運営していく。一つ一つ形や大きさが異なる一点物の作品をそろえるので、手にフィットするものを選んでほしい。作家さんの思いも伝えたい」と話す。
「プレゼント利用を主に自分へのギフトなど、やちむんが好きな人に気軽に立ち寄ってもらえる店を目指したい。民芸品やSDGsにつながる作品も積極的に取り扱い、新しい作品と出合ってもらえる場所になれば。お客さまと一緒に店を育てていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~19時。火曜、第2日曜定休。