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名護「道の駅許田」、30周年記念でクラフトビール ヘリオス酒造とコラボ

「クラフトビールをシリーズ化できれば」と金良駅長

「クラフトビールをシリーズ化できれば」と金良駅長

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 名護の「道の駅許田」(名護市許田、TEL 0980-54-0880)が7月13日、30周年を記念して「ヘリオス酒造」(許田)とコラボ開発したクラフトビール「KYODA ALE(許田エール)」の販売を始めた。

クラフトビール「KYODA ALE(許田エール)」

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 沖縄県内1施設目の道の駅として1994(平成6)年にオープンし、4月で30周年を迎えた同施設。 駅長の金良宗貴さんは「3年前から構想してきた。土産物としても利用でき、名護を表現できるものを地元企業と作りたいと考えていた。やんばるでもクラフトビールが盛り上がっていることからも、限定感のあるご当地ビールにしようとヘリオス酒造に相談した」と振り返る。

 同ビールは、「勝山シークヮーサー」(名護市勝山)のやんばる産のシークワーサー果汁と名護市の水を使い、ホップの苦みが特徴のIPAで仕上げた。「スッキリとした味わいと鼻に抜けるシークワーサーの香りが売り」だという。ラベルには、同施設のキャラクター「ピトゥブー」をあしらい、水色と黄色で同施設前に広がる名護湾に沈む夕日と海の色を表現した。

 ヘリオス酒造営業本部の渡嘉敷吏課長は「限定4300本を製造したが、販売から1カ月たたずに3割ほどが売れ、予想以上の売れ行き。県外から『どこで買えるのか』と問い合わせもある。早ければ11月頃には売り切れるかも」と話す。「大きな節目に当社に声をかけてもらい、うれしい。ローカルな会社だからこその強みを地域貢献につなげたい」とも。

 金良さんは「当施設には年間で165万人ほどが訪れるが、『来て良かった』と言ってもらえる施設づくりや定番を欠かさない商品ラインアップに努めるのがモットー。開店当初は県内からの来店が多かったので、このビールも地元の人や県内の人にも飲んでほしい」と呼びかける。

 内容量は330リットルで、価格は660円。

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