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名護のマンゴー農園が「マンゴーソース」販売 地元加工会社と共同開発

(左から)中山マンゴー農園の宮城友美さん、沖縄アロエの佐潟さん

(左から)中山マンゴー農園の宮城友美さん、沖縄アロエの佐潟さん

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 「中山マンゴー農園」(名護市中山)が6月7日、マンゴーソース「愛(いと)しのマンゴー」の販売を開始した。

名護のマンゴー農園が販売するマンゴーソース「愛しのマンゴー」

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 同園が、県産果物のドリンク製造などを手がける「沖縄アロエ」(呉我)と共同開発した同商品。ソースとして使うほか、水や炭酸水などで割ってマンゴージュースとしても楽しむことができる。価格は200ミリリットル入り=2,160円。

 開発のきっかけについて、中山マンゴー農園社長の宮城友美さんは「元々マンゴーの加工品を作りたいと沖縄アロエに相談していた」と話す。「昨年8月初旬に発生した台風6号の影響で収穫直前のマンゴーが落ちてしまう被害に遭い、約500キロを急いで冷凍保存した。せっかく愛情を込めて育てたマンゴーをどうにか形を変えて商品にできないかと考えた」と振り返る。

 商品化に当たっては、マンゴー本来の味を生かすため無加水、保存料・酸化防止剤不使用にし、加熱殺菌しても変色しないよう工夫したという。パッケージには、マンゴーの花と果実、葉をデザインした。

 沖縄アロエ営業部長の佐潟倫右さんは「宮城さんのマンゴーへの愛情の深さを知り、なんとか形にしたいと思った。加工品にしないと全てロスになってしまうという切実な話も聞いた。加工品にすることでロスもなくなり、農家の収益にもつながる。マンゴーは高価な物なので、贈り物としても使えるような高級感のある商品にしようと進めてきた」と話す。

 宮城さんは「まるでマンゴーをそのまま食べているかのような自信作に仕上がった。太陽の光をたくさん浴びたマンゴーの味を楽しんでもらいたい。今後の商品展開に向けて、周辺のマンゴー農園からロスになるマンゴーを買い取って加工品にする取り組みもしていきたい」と意気込む。

 同商品は現在、古宇利島の「古宇利島の駅 ソラハシ」で販売している。

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