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今帰仁・湧川に「海鮮食堂くろちゃん」 名護漁港で競り落とす魚売りに

「地元の魚のおいしさを伝えたい」と古堅さん、平良さん(右から)

「地元の魚のおいしさを伝えたい」と古堅さん、平良さん(右から)

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 食堂「海鮮食堂くろちゃん」(今帰仁村湧川、TEL 0980-56-3919)が4月10日、オープンした。

「海鮮食堂くろちゃん」が提供する「県産マグロづくし定食」

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 運営するのは、村内天底で「なきじん食堂」を営業する湧川出身の古堅泉さんと名護出身で板前の平良嘉光さん。同所で「お食事の店 くろちゃん」として20年以上営業してきた前店主の勇退が2人の2店舗目を持ちたいという思いと重なったことから、引き継いだ。 店名の「くろちゃん」も引き継ぐ。

 開店準備は、1月末の閉店後に壁や天井などを改装して進めた。席数は、テーブル=24席、座敷=16席。売りは、名護漁港から毎日仕入れる新鮮な魚。オープンに合わせて競りに参加できる買参権を取得し、旬の魚を提供する。

 メニューは、生のメバチマグロやキハダマグロを使った「県産マグロ丼定食」「県産マグロ山かけ丼」(以上1,500円)、マグロのカツや刺し身などが付いた「県産マグロづくし定食」(1,850円)などのほか、その日の仕入れによってイラブチャーやレンコダイ、ビタロー、ガラサーミ―バイなどの魚で「バター焼き」(1,100円~)や「煮つけ」(1,800円~)、「あら煮」(700円~)を提供する。

 このほか、「海鮮丼」(2,000円)や「天ぷら定食」(1,500円)、「天丼定食」(1,350円)、煮干しをメインにして一日かけてだしを取る「沖縄そば」(950円)なども提供する。

 平良さんは「元々『なきじん食堂』で魚料理を出していたことや地元の漁師とも交流があることから今回も海鮮をテーマにした。自分たちで競りに参加できるようになったことで、お客さまに魚を直接提供している実感が湧いてきた。沖縄の魚のおいしさを伝えたい」と話す。

 オープンからこれまでについて、古堅さんは「想定を超える来客がある。以前の店から変わったことに気付かず来店する人も多い」と話す。「地元の人を雇用し、魚も安すぎない適正価格で仕入れることで、地域にも貢献する。落ち着いたら、敷地内で地域特産品を使った料理を提供するキッチンカーの営業も始めたい。湧川地域を盛り上げたい」とも。

 営業時間は10時~15時。木曜定休。

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