
収穫イベント「はじめてのぶどう狩り」が7月12日、「今帰仁ワイナリー圃場」(今帰仁村湧川)で行われる。
今帰仁村内で、就労支援事業所やグループホームを運営する「フロウ」(今帰仁村謝名)が企画した。「フロウ」副代表の荒井健さんによると同社が今帰仁産のブドウでワインを造ろうと、昨年「今帰仁ワイナリー」プロジェクトを立ち上げ、約1500坪の土地を土作りから行った。昨年2月に苗を植え、畑の手入れや袋かけなどを行ってきたという。
荒井さんは「就労支援事業所利用者の支援の一環として手探りで一からブドウ作りを始めた。沖縄では数少ないブドウ栽培にチャレンジした。初めての収穫の成果を、地域の皆さんに知ってもらいたいと思いイベントを企画した」と話す。
当日収穫するのは、シャインマスカット、巨峰の一種「高墨(たかすみ)」の2種類。収穫後は受け付けで重さを量り、100グラム当たり「シャインマスカット」=300円、「高墨」=200円で販売する。ブドウのサイズは100グラム~800グラム。
荒井さんは「これまでの1年半、利用者6人のメンバーを中心にそれぞれが得意なことを生かしながら取り組んだ。水やりが得意な人、袋かけが得意な人など、それぞれがやりがいを感じながら作り上げたブドウ畑。おいしいブドウが実った。沖縄にもブドウ畑があることを知ってほしい」と話す。
「今後は、今回収穫したブドウを使ってワインを造っていく。畑の近くに設備も整えて準備を進めている。ブドウやワインを今帰仁村の新しい特産品にすることを目指して進めていきたい」と意気込む。
開催時間は10時~18時。参加無料。要事前申し込み。