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名護で学校対抗「中学生クイズ大会」初開催 クイズ通して郷土愛育む

初開催された「名護市中学校生徒会対抗地域クイズ大会」

初開催された「名護市中学校生徒会対抗地域クイズ大会」

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 中学生クイズ大会「名護市中学校生徒会対抗地域クイズ大会~地域を知ろう、世界を知ろう~Nago City Go Go Q」が7月31日、名護市民会館(名護市港2)で行われた。

初の試みの「名護市中学校生徒会対抗地域クイズ大会」の様子

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 名護市社会教育委員会議と市教育委員会主催で初開催。市内55区地域を知ってもらうことや郷土愛を育むことを目的に、若い世代の地域活動への参加につなげようと企画した。

 当日は、市内の中学校9校の生徒会メンバーが各校3~5人ずつ参加。保護者や学校関係者ら約50人が見守る中、12問の予選と3択クイズと記述式を合わせた10問の決勝戦が行われた。出題内容は、フランスから屋我地島に贈られた鐘の名前や沖縄で唯一戦前から残る泡盛工場施設がある酒造所、市内で一番人口が多い区など、主に郷土史や地域の特産品。生徒が正解すると会場から歓声が湧き盛り上がりを見せた。

 「チームみんなで協力して回答でき、達成感があった。クイズからまだ知らなかった石碑や地域の名所なども知ることができたので、実際に見に行きたい」と優勝した羽地中学校の照屋拓久さん。名嘉美采さんは「名護市出身ではないので、地域のことがとても勉強できた。友達に優勝してくると伝えたので有言実行できてよかった」と話す。

 イベントを終え、名護市社会教育委員会議の宮里辰之議長は「主に地域の青年会を支援してきたが、若年世代の支援が必要と感じ、中学生に向けた取り組みを初の試みとして行った。中学生の皆さんが楽しんでくれるか不安も大きかったが、想像以上の盛り上がりや、各校の交流があってよかった」と話す。「今後も2回目・3回目と規模を大きくして続けていき、地域を盛り上げていきたい」とも。

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