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23年ぶり「金武町大綱曳」開催へ 重さ5トンの大綱使う、町内全区が参加

8月に行われた引き綱作りの様子(写真提供=金武町役場商工観光課)

8月に行われた引き綱作りの様子(写真提供=金武町役場商工観光課)

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 「金武町大綱曳(ひき)」が10月19日、金武地区公園(金武町金武)で開催される。

引綱作りの様子

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 23年ぶりに行われる同行事。これまでは金武区と並里区の2区で行われてきたが、今回初めて伊芸区、屋嘉区、中川区も参加し、町全体の取り組みとして行う。同イベントを主催する同実行委員会によると、綱作りの負担などから長年開催を見送ってきたが、昨年町内で行った地域の伝統行事をきっかけに、伝統文化や技術を継承しようと開催を決めたという。

 当日は、子どもたちが長さ計50メートルの綱を引き合う「ワレンチャ(子ども)綱」で始まり、目玉の「大綱引き」では5区の町民が東西に分かれて長さ90メートル、重さ5トンの綱を引く。東西の名前を掲げた旗をぶつけ合う「ガーエー」や竹を束ねた松明(たいまつ)を頭上でたたき合う、同町ならではの「テービー」も行われる。

 金武区伝統芸能保存会の儀武雄太さんは「23年前に開催された『大綱曳』の様子は私自身幼かったので記憶がないが、そういった町民も多いのではと思う。伝統を残していこうと今回やっと開催が決まりとてもうれしい」と話す。

 「目玉で使う大綱は『与那原大綱曳』で使われた物を受け継ぐ。引き綱は町民を中心に8月から製作してきた。町全体での行事なので、成功するように盛り上げていきたい」とも。

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