
「TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge in 沖縄(トヨタガズー・レーシングラリーチャレンジ)」が3月16日、名護市と本部町で開催される。
主催は「トヨタ自動車 Toyota Gazoo Racung」(神奈川県足柄上郡)。ラリー競技を通じてモータースポーツファンのすそ野を広げ、地域振興を図ることを目的に企画した。沖縄県内では昨年沖縄市とうるま市で行われ、約9000人が来場した。
当日は、名護市民会館を出発しラリーカーと呼ばれる競技車両がタイムアタックを行うラリー競技と、ラリー車などを展示するイベントを行う。
競技では、一般道を通行止めにしてコースにし、ラリーカーが1台ずつタイムアタック形式で競う。ラリーカーには、ラリー競技のライセンスを持つドライバーとガイド役の2人が乗車する。今回はプロ・アマ合わせて37台が参加。当日は名護市民会館を出発し、全長113キロを走行して同会館に戻ってくる。本部町の「八重岳桜の森公園」にはラリーカーの観戦ポイントを設ける。
名護市民会館(名護市港)では、ラリー車の出発を見学できるほか、自動車のタイヤ整備体験や車の運転シミュレーション、タイヤ柄の浮輪を使った輪投げなどのゲームコーナー、金色の塗装が施された「GRカローラ」「GR86(ハチロク)」、燃料電池で走行する「MIRAI(ミライ)」などの展示も行う。地元のキッチンカー4台が出店し、軽食、クレープ、チュロス、ソフトクリームなどを販売する。
ステージイベントでは、同会館中ホールで名護高校ダンス部によるダンスパフォーマンスや「本部っ子八重さくら」による創作太鼓演奏など、約7組の団体がステージを披露するほか、ラリー競技のライブ配信も行う。
トヨタ自動車の三浦哲志さんは「今年もラリー競技で沖縄を盛り上げたいと思い、1年をかけて沖縄各地を回りコースの候補地を探してきた。名護市や本部町に私たちの思いを伝え、協力を得ることができた。コースには青い海を望む道を取り入れるなど、沖縄らしさを感じられるルートになった」と話す。
「イベントは普段モータースポーツに関わりがない人でも楽しめる内容になっている。モータースポーツを間近に体験できるなかなかない機会だと思うので、沖縄の街を走るかっこいいラリーカーを、みんなで応援してほしい」とも。
開催時間は9時~17時。入場無料。