
イベント「風と緑のちいさなクラフトフェア」が3月22日・23日、名護市三原公民館(名護市三原)で行われる。
イベント「風と緑のちいさなクラフトフェア」で販売する手作り品
主催は、久志地域の自然や文化などの特性を生かし、住民主体の地域活性化に取り組む「久志地域観光交流協会」。同イベントは、久志地域で暮らす人たちの生活の一部となっているという自然素材を生かしたものづくりの発信や、持続可能な地域づくりにつなげることが目的という。今回で4回目となる。
久志地域観光交流協会スタッフの坪松美沙さんは「前回は2日間で350人の来場があった。これまでは作り手たちと開いてきたが、今回は区民も巻き込んで行おうと地域の人にも声をかけ、地域一体となって企画した。みんなで手作りしたイベント」と話す。
両日は、竹細工の買い物籠やざる、ススキのほうきなどの日用品や、月桃の葉を編んだアクセサリー、アダンの帽子やガラス細工の小物などを約20組の作り手が制作を実演しながら販売する。地域住民やサークル団体によるワークショップも開き、久志地域で栽培から染料まで手がけた琉球藍で手拭いを染める「琉球藍染め体験」や「ゲッキツ(シルクジャスミン)」でシルクストールを染める「草木染め体験」、宮古島に伝わる工程で作る「ススキのほうきづくり」「アダン葉のコースターづくり」など10種類の体験を用意する。飲食コーナーでは地元の飲食店5店がパンや菓子、コーヒーなどの軽食を販売する。
23日には、ステージイベント「Halau hula U’i(ハラウ フラ ウイ)名護サークル」によるフラダンスの披露や久志地域の竹で作った竹とんぼを飛ばして耐空時間を競う「竹トンボ飛ばし大会」を行う。
坪松さんは「来場者には地域の人との触れ合いも楽しんでもらおうと、ワークショップ名には個人名やサークル名を入れた。草や竹を編む作業の手間を楽しむ時間を過ごしてもらいたい。久志地域には、観光地ではない場所だからこその魅力がある。自然素材を使ったものづくりを通して、人と自然が関わり合う暮らしを区民のみなさんと伝えていきたい」と話す。
開催時間は10時~16時。入場料は500円(飲食コーナー・ステージイベントは入場無料)。