世界自然遺産について学べる施設「やんばる世界遺産センター ウフギー自然館」(国頭村比地、TEL 0980-43-4330)が7月16日、オープンした。
1999(平成11)年に開館した「やんばる野生生物保護センター」を名称を刷新し、改修した同施設。2021年7月、奄美大島・徳之島・西表島とともに世界自然遺産に登録された国頭村、大宜味村、東村にまたがる森林地帯の価値を発信する拠点施設として2024年6月から展示の全面入れ替えを進めてきた。環境省、沖縄県、やんばる3村などで構成する「やんばる自然体験活動協議会」が運営する。
敷地面積は775.2平方メートル。館内には、7つのエリアを設ける。世界自然遺産や国立公園の成り立ち、やんばる地域の特徴を紹介するパネル、やんばるの自然や生き物の四季や昼夜の様子を8K映像で上映する4面シアター、はく製で森林に住む生物を再現したジオラマコーナーのほか、ヤンバルクイナなどのロードキル対策や外来植物・外来生物の駆除活動を紹介し、人と自然の共生について学べる展示などを用意する。
環境省やんばる自然保護官事務所の高橋佳大さんは「以前は、やんばる地域の自然環境の紹介が中心だったが、今回は映像や音などを採り入れ、文字情報がなくても学べるエリアを加えた。地域関係者や研究者へのヒアリングを重ね、専門的な知識がなくても楽しみながら理解を深められる展示を目指した」と話す。
同館の上開地広美センター長は「世界自然遺産に登録された地域で、人々が自然と共生しながら暮らしていることを知ってもらいたい。やんばる地域にドライブや旅行で訪れた際に気軽に立ち寄ってもらい、独自の生態系やここにしかない自然を知ってもらって楽しんでほしい」と話す。「豊かな森を未来へつないでいきたい」とも。
開館時間は10時~17時。月曜休館。