
名護市立瀬喜田小学校(名護市喜瀬)で9月1日、地域の大人から学ぶ「職業人講話」授業が行われた。
5・6年生を対象に、地域の職業理解を深めることを目的に行われた同授業。市内の精肉加工・卸会社「山吉フード」(名護市為又)の長山勝美社長とマリン体験ショップ「SOL marine(ソルマリン)」を経営する「縁」(名護市喜瀬)の内間広大社長を招き、講話を行った。
長山社長は、自身が肉好きだったことをきっかけに精肉加工会社を起業したことや、同社が2次産業から6次産業まで事業展開していることに触れ、国内外への営業や市内の保育園の給食用でも採用されていることなど、仕事の内容を説明。「国語は交渉など人と話すため、理科は疑問を解決するため。それぞれが社会で役立つ。教科書にない答えを自分で探す力を身に付けてほしい」と話した。
同校卒業生の内間社長は、幼少期から建設業を経営する父親の仕事を見て育ったことや、県外で建設会社を経営した経歴を紹介。4年ほど前にUターンし、市内幸喜で始めたマリンショップは、地域との関係づくりや地元の活性化に重きを置いていることや海の危険性、人命救助のエピソードなどを話した。「地元で会社を経営できているのは、挨拶や礼儀、コミュニケーションを大切にしてきたから」と、周囲との関係を築くことの大切さを伝えた。

参加した、6年生の岸本花さんは「2人とも好きなことや得意なことを仕事にしていて、すごいと思った。自分も好きなことを仕事にしたい」と話し、5年生の嘉数鳳成さんは「長山さんの話では、6次産業などについて学ぶことができた。内間さんの話を聞いて、人命救助の大変さや海の怖さがよく分かった。長山さんと内間さんのお店に遊びに行きたい」と話した。

担任の津嘉山朝翔さんは「5・6年生の中には、早ければ中学を卒業する3~4年後に仕事に就く子もいると思う。今回の授業を通して、仕事の大切さや働くことを現実的に考える機会になったと思う。地域の現場最前線にいるお2人の仕事への姿勢や情熱に触れたことも、今後の学習や将来について考えるきっかけにしてほしい」と話した。
