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名護で「おやこ食堂」 親子での食事機会を提供、「行政の橋渡し役に」

名護・大中で開催された「おやこ食堂」エイサー披露の様子

名護・大中で開催された「おやこ食堂」エイサー披露の様子

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 名護・大中で5月21日、親子で一緒に食事する場を提供しようと「おやこ食堂レイラニ」が開かれた。

「おやこ食堂」の会場「レイラニ」

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 主催は、沖縄県内外で保育施設を運営するNPO法人笑いと未来の絆(うるま市)。代表の大橋康郎(やすお)さんは、実施のきっかけについて「親子が一緒にいる時間が減っており、親も先生などとコミュニケーションを取る機会が少ないといった状況を目の当たりにしてきた。子ども食堂は多くあるが、親子でのそのような場が必要だと感じ、開催を決めた」と話す。

 3月の初開催では、約50人が参加した。2回目となる今回は、児童発達支援・放課後デイサービス施設「レイラニ」(名護市大中4)を会場に、0歳から小学校高学年の児童とその保護者約30組が参加。沖縄そばやおにぎりを提供したほか、「屋部若獅子会」によるエイサーの披露も行った。

 大橋さんは「親子の問題を地域で解決するためにも、社会福祉協議会や市役所など行政の方にも協力を頂いた。一昔前は、隣近所で協力し合って育児をしていたが、現在は親子関係のストレスから虐待や育児放棄につながっていることもある。そういった問題を防ぐためにも、行政との橋渡し役にもなれたら」と話す。

 「親子で過ごす場を作ることで、親子間の絆が深まれば。この取り組みを県内外に広げていきたい」とも。次回は7月16日に開催する。

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