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名護・大南に刺し身専門店「ゆう鮮魚」 セーイカ漁の地元漁師、兄弟で出店

「多くの人に刺し身を食べてもらいたい」と話す玉城さん兄弟

「多くの人に刺し身を食べてもらいたい」と話す玉城さん兄弟

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 刺し身専門店「ゆう鮮魚」(名護市大南2)が9月22日、名護漁港近くにオープンした。

「ゆう鮮魚」が提供する「みそ和え」

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 名護市出身でセーイカ漁をメインにする、漁師の長男・玉城翔太さんと三男・祐さん兄弟が開いた同店。同店の隣には、今年5月に次男・豪さんが居酒屋 「酒処 海神(わだつみ)」を出店しており、3兄弟で連携し合いながら店を切り盛りする。

 翔太さんがマネジャーを務め、祐さんが店長を務める。2人が漁でとった魚のほか、知り合いの漁師仲間から直接仕入れた魚介類など、地元の魚を提供する。祐さんは「セーイカのシーズンは12月~5月だが、それ以外にもマグロやマチなどの一本釣りの漁もしている。季節ごとの旬の魚を味わってもらいたい」と話す。

 提供するのは、マグロ、マチ、サーモン、タコ、セーイカなどで、刺し身や「みそあえ」など6種類を用意する。価格帯は500円~1,000円。「もずくキムチ」や「もずく酢」(以上200円)などもそろえる。客単価は1,000円~1,500円を想定する。

 翔太さんは「オープン以来、近所の年配の方もよく来店していただいており、『これまでは国道を渡らないと刺し身が買えなかった。近くに開いてくれてありがとう』と声をかけてもらうこともある。店を開けてよかったとうれしい思い。人気なのは『みそあえ』で、自家製の甘辛い酢にマグロやサーモン、タコ、白身、キュウリなどを入れ、具だくさんに仕上げた」と話す。

 祐さんは「オープンして間もないが、インスタグラムを見て、新規のお客さまや知り合いも多く来店してくれている。 隣の兄の店『海神』でも当店の刺し身を提供する。漁師仲間のコネクションも生かして兄弟で協力し合いながら頑張りたい」とも。

 営業時間は14時~19時30分(売り切れ次第閉店)

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