クリスマスイベント「カリークリスマス」が12月23日、なごアグリパーク(名護市名護)で開催される。
ステージイベント、キッチンカーや雑貨ショップ出店などを展開する同イベント。地域共生社会を目指す大学生団体「カリーホーム」が初企画した。同団体代表で名桜大学2年生の萩原愛さんは「沖縄は社会問題に取り組んでいる団体も多く、自分たちもできることをしようと思った。沖縄には、助け合いを意味する『ゆいまーる』の精神がある。地域の方と一緒に作るクリスマスにしたい」と話す。
当日は会場に「フードエリア」「チャリティーエリア」を設置。フードエリアでは、地域の子どもたちが店員を務める「まなべる駄菓子屋」、伊江島のキッチンカー「じんべいや」、沖縄アップルバナナジュースのキッチンカー「マルエスファーム」など、15店が出店する。チャリティーエリアでは「児童養護施設なごみ」「名護こども食堂」「前田産業ホテルズ(ホテルゆがふいんおきなわ)」が出店し、飲食店のフリーチケットやグランピング宿泊券、今帰仁村産の黒糖などを販売する。
ステージイベントでは、名桜大学ミュージックサークルの「MMC」「わったぁじゃあぐわぁBAND」などが出演するほか、「星のしずく保育園」「おおみや学童クラブ」の子供たちによるダンス披露も行う。
荻原さんは「『カリー』は沖縄の方言で『幸せな』を意味する。来場者にクリスマスプレゼントを用意しており、子どもから大人まで来場した人全員が楽しめるようにしている。知り合いや家族、地域の人とみんなで一緒に楽しんでほしい。気軽に来てもらえれば」と呼びかける。「来年以降は沖縄県中南部エリアでも開き、ゆいまーる精神を軸にそれぞれの地域の人に協力してもらい作っていくイベントにしたい」とも。
開催時間は13時~20時。