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本部高校生らが「パインカレー」開発 地域3者で連携、本部町産パイン使う

本部町役場で行われた発表会の様子

本部町役場で行われた発表会の様子

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 本部高校の生徒らが開発した「パインカレー」の発表会が7月19日、本部町役場(本部町東)で行われた。

本部高校生徒が開発した「パインカレー」

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 本部町が進める「本部高校教育魅力発見化プロジェクト」の一環。本部高校と本部町と町と地域産業振興や教育面で包括連携を結ぶ「沖縄美ら島財団」の3者が連携して開発した。「沖縄美ら島財団」がパイナップルを使ったカレーの企画を同校に提案したことがきっかけで実現した。

 同校のサークル「夢実現武(ゆめじつげんぶ)」のメンバー14人の内、2年生10人が中心になって開発した。「パインカレー」は、本部町産の「もとぶかりゆしゴールド」を刻んでカレーに混ぜ合わせた物で、甘口でパイナップルのジューシーさや甘みを感じるよう工夫したという。

 この日の発表会には、本部町の平良武康町長、本部高校魅力化コーディネーターの田辺由香里さん、同校「夢実現部」の仲程百杏さん、平良夏輝さんらが出席した。

 メニュー開発に携わった仲程さんは「カレーに甘い味わいが合うのかという不安もあったが、試食会などを繰り返して好評を得た」と話す。「今後に向けた提供方法の案として、パインをイメージして黄色く色付けしたご飯の上にパインの葉をかたどった筒を置き、その中にルーを入れて食べる際に筒を上げるとカレーがご飯に流れる演出も考案した」と話す。

 平良町長は「本部町は元々、沖縄県内でもパインの一大産地で、観光客が多く訪れる町。高校生の斬新なアイデアや若い感覚でカレーを作ってもらい大変喜ばしい。観光客の方へ向けて本部を代表するご当地グルメにしていければ。食を通じて満足度を上げていければ」と話す。

 同カレーは8月1日~9月30日、美ら海水族館内のビュッフェレストラン「レストラン イノー」で販売する。

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