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名護のイナホファームが「島ヨーグルト」販売 6次化推進で新商品

イナホファームが販売を始めた「島ヨーグルト」

イナホファームが販売を始めた「島ヨーグルト」

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 名護の牧場「INAHO FARM(イナホファーム)」(名護市天仁屋、TEL 050-5475-0315)が3月30日、「島ヨーグルト」の販売を始めた。

「イナホファーム」が販売を開始した「島ヨーグルト」

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 牛舎を設けずに7ヘクタールの土地にジャージー牛を放牧し、牛にストレスをかけない「アニマルウェルフェア」に重きを置く同社。牛肉の販売やアイスクリームなどの加工品販売、キッチンカー運営などのほか、牛との「ふれあい体験」やキャンプファイア、滝ツアーなどの自然体験プログラムも展開する。

 現在飼育する17頭のうち6頭が搾乳牛で、1日約30リットルの搾乳があるという。同社の佐藤貴之さんは開発のきっかけについて、「次なる6次産業化の商品開発の一環として取り組んだ。当社では野草や牧草を牛の主食にしており、その牛から搾った『グラスフェッドミルク』は栄養価も高く、全国の牧場でも珍しい。牛乳の販売は賞味期限が短いために難しかったが、新たな加工品を提供したいと半年の期間をかけて開発した」と話す。

 「島ヨーグルト」は生乳100%で作り、味わいは「酸味を抑えてミルクの甘みを生かした」。表面に脂肪分のクリーム層ができるのが特徴で、砂糖などの甘味料は入れずに滑らかな口当たりに仕上げたという。

 佐藤さんは「小規模な牧場だが、乳量を追い求めることはせずに牛を牛らしく育てることに力を入れている。ヨーグルトはミルク本来の味わいを生かすことにこだわった。今後は販路も広げていき、日常での健康食品として食べてもらいたい」とも。

 価格は220グラムで540円。オンラインで販売するほか、「東村道の駅サンライズひがし」や道の駅「羽地の駅」、食品販売店「カナサ」、「パン工房きしもと」で取り扱う。

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