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古宇利島にアート工房「TRUE BLUE OKINAWA」 海洋ゴミを利活用

「『楽しい、かわいい』をきっかけに環境問題を知ってほしい」と玉村さん

「『楽しい、かわいい』をきっかけに環境問題を知ってほしい」と玉村さん

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 今帰仁村・古宇利島に1月23日、海洋プラスチックで作るアート工房「FACTORY & SHOP TRUE BLUE OKINAWA(トゥルーブルーオキナワ)」(今帰仁村古宇利、TEL 080-4810-7460)がオープンした。

「TRUE BLUE OKINAWA」の外観

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 海洋プラスチックごみにフォーカスし、海洋ごみを再利用して製作したアクセサリーの販売、ワークショップ体験を提供する同店。運営はNPO法人「オン・ザ・ロード」(東京都葛飾区)。同団体の高橋歩代表と、共同代表で静岡県浜松市出身の玉村めぐみさんが「100年後も美しい海を残したい」との思いから取り組む活動の一環として出店した。

 2階建ての工房の1階は「ファクトリー」で、拾ってきた海洋ゴミを粉砕、洗浄、色分けや分別を行う。2階では、海洋ごみを使ったワークショップ「アクセサリー作り体験」(ピアス・イヤリング、4,000円)や、「ランプシェード作り」(5,000円 ~)などを展開する。

 このほか、玉村さんが選んだ「琉球ワイングラス」(5,000円)、オーガニックコットンやみつろうを使った「みつろうラップ」(800円~)など、環境問題を考えて作られたという商品の販売も行う。

 玉村さんは「旅行で初めて沖縄を訪れたときに、きれいな海に圧倒され、地元に帰っても沖縄の海のことで頭がいっぱいになった。年々減っていくサンゴ礁の問題などを知って海洋プラスチックの問題に関心を持つようになり、ゴミ拾いをしたり、地球にやさしい生活用品を使ったりするようになった」と話す。玉村さんは毎月第3日曜、沖縄県北部のビーチを中心に清掃活動を行っているという。

 玉村さんは「世界は多くの人が海を越えてつながっている。海洋汚染の問題に多くの人が海を大切にする気持ちを持てば、自然とも共生でき、温かい思いも生まれるはず」と話す。

 「海洋ゴミでつくる当店の商品は『楽しく・かわいく』を意識している。環境問題に興味を持つ人を増やしていきたい。今後は、ギャラリーも展開してカジュアルに来店できる工夫にも取り組みたい」とも。

 営業時間は10時~18時。水曜定休。

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