名護市真喜屋区で現在、夜に咲いて朝には散る「サガリバナ」が見頃を迎えている。
真喜屋は北部のサガリバナの名所。自生する群生地をはじめ、公園や農道沿いや公民館敷地内など区内各所にサガリバナが植わる。
サガリバナは熱帯・亜熱帯地域に分布する植物で、国内では沖縄県を中心に自生し、北限は奄美大島とされる。夕方から夜にかけて白や淡いピンク色の花を咲かせ、翌朝には散ることから「一夜花」とも呼ばれる。花開くと、独特の甘い香りを漂わせる。
公民館近くの群生地にある推定樹齢150年の古木は、1998(平成10)年に名護市指定文化財に指定され、2012(平成24)年には沖縄県の「おきなわ名木百選」に認定された。2002(平成14)年の台風で一度倒れたものの再び芽吹き、現在も花を咲かせている。
小浜守男真喜屋区長によると「30年ほど前に古木が話題になったことをきっかけに、『真喜屋のサガリバナ』がだんだんと知られるようになってきた。それまで区民にとって当たり前の存在だったが、今では地域を代表する自慢の存在。おしろいのような甘い香りや、朝に花がじゅうたんのように広がる景色も楽しんでほしい」と話す。
見頃は7月上旬まで。