![「地域のコミュニティーの活性化をしていきたい」と野村さん](https://images.keizai.biz/yambaru_keizai/headline/1726901581_photo.jpg)
カフェ「珈琲大門(プージョ)」(名護市屋部、TEL 0980‐43‐7108)が9月18日、名護・屋部の住宅街にオープンした。
店主は、高知県出身でこれまで東京で企画会社を経営してきた野村佳頌さん。妻の実家にIターンし、義母がかつて営んでいた雑貨店跡を改装して開いた。
野村さんは「10代の頃からコーヒーが好きで、いつかカフェを開きたいと夢見てきた。義母の店の跡でないとやる意味がないと感じ、10年ほど前から構想してきた。都内でコーヒーアカデミーにも数年通い、知識を深めながら準備を進めてきた」と話す。
築約70年の店内には、樹齢500年のケヤキで作った一枚板のテーブルを置く。席数は、テーブル席=10席、カウンター席=3席。提供するのは、木炭焙煎(ばいせん)のコーヒー豆を使ったハンドドリップコーヒー。沖縄県内の作家が手がけたやちむん(陶器)のカップを使う。
コーヒーメニューは、「やぶ珈琲」「よか香りモカ」、中深いりの「ぶらじるラルフ」、深いりの「とらじや」(以上500円)など9種類。「バタートーストパン」(350円)や「ピザバゲットパン」(450円)などの軽食も用意する。
野村さんは「カフェという形で地域に貢献したいという思いを持ち続けてきた。私自身おしゃべりするのが好きなので、お客さまと積極的に交流していきたい。地域の人たちが集う場になり、店を通して皆が隣近所で助け合えるような関係になれば」と話す。
今後は、地域住民同士が気軽に交流できるようにジャズライブや演奏会などのイベントも企画していくという。「落ち着いたら、地域のつながりを生み出すカフェをプロデュースしていきたい。お客さまや地域の人との対話を大切にしながら、地域のコミュニケーションを活性化していければ」とも。
営業時間は9時~15時。月曜・火曜定休。