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名護の農家がラジオ番組「ひよっこ農家のレベル上げ」 新規就農者視点で情報発信

「ひよっこ農家のレベル上げ」初回放送に集まったメンバー

「ひよっこ農家のレベル上げ」初回放送に集まったメンバー

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 名護市内の農家がパーソナリティーを務めるラジオ番組「ひよっこ農家のレベル上げ~とりあえず名護を耕してみた~」の放送が2月7日、名護のコミュニティラジオ局「FMやんばる」(名護市宮里1)で始まった。

出演する市内農家

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 パーソナリティーは、名護市内で農業を営む個人農家や農業生産法人に勤務する8人。毎週火曜の生放送(55分間)には週替わりで3人が出演する。

 8人は、「興農おきなわ」代表の上地周建さん、「又吉農園」で広報を努める宮城翔吾さん、元切り花農家で現在農家へ転身中の宮里充さん、名護市中山区の区長を務めながら農業に取り組む川野圭輔さんなど。

 宮里さんは「農業の魅力をラジオで伝えたいというシンプルな思いと、周りからの応援で始めることになった。8人全員が農業歴が数カ月から数年の新規就農者。まだまだひよっこな自分たちならではの視点で発信することで、農業をより身近に感じてもらいたい」と笑顔を見せる。

 番組では、季節に応じた野菜や果物の紹介や農業の「あるある話」などのトークをカジュアルに展開。名護市からの農業関連情報や市内で行われる農業関係のイベント情報も届ける。

 2回目の放送となった今月14日は、上地さんと宮里さん、宮城さんが出演。「トマト」をテーマに、それぞれが栽培したトマトを持ち寄って、味わいの違いや栽培などについての意見を交わした。

 宮城さんは「今の季節だとタンカン、夏にはマンゴーなど、季節ごとの作物ができるまでの裏側を伝えたい。例えばパインは実が成るまで2、3年かかることなど、実際どのように栽培されているか知られていないことも多い。名護の農業が盛り上がるような番組にできれば」と話す。

 上地さんは「新規就農から農業に取り組んで4年になる。無から有を生み出す農業への思いなども伝えたい。番組と並行して、8者がコラボしての加工品も開発していきたい」と話す。

 放送は18時開始。

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